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キャストインタビュー
山下誠一郎様
花丘 槙尾 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
今回は長期間にわたる収録でした。自分のルートを録り終えた後、他のキャラクターのルートを収録する――という流れは他のキャストの皆さんも同じですが、その分、どうしても自分が演じる槙尾は断片的な登場になります。それでも、その断片から各ルートの良さがしっかり垣間見えて、収録しながらワクワクしていました。
本作はキャラクターたちが“CATS”と“BIRDS”に分かれ、テーマや主人公も変化します。ベースの空気感そのものが異なるので、まるで別作品のような新鮮さがありました。同じキャラでも、置かれた状況や関係性でこんなに雰囲気が変わるんだ、と実感できて楽しかったです。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
槙尾にとって「幼なじみだったけど、今は……」という関係性が大きなテーマなんだとあらためて感じました。最初から距離の近い存在であるからこそ、子どもの頃のようにはいかないこともあって。よく思われたい気持ちから見栄を張ったり、背伸びをしたり——その不器用さがとても人間らしくて、彼ならではの魅力だと思います。
また、都会のL&Lだけでなく、作中で島を訪れる描写があり、ドラマCDで語られていたバックボーンが鮮やかに立ち上がりました。育った環境や経験、彼が背負ってきたものが丁寧に描かれ、僕の中での槙尾像の解像度がぐっと上がった感覚があります。
嫉妬したり拗ねたり、可愛い部分も健在ですし、同時に10代で小説家という特殊な立場ならではの苦悩も感じられる。ドラマCDから続いてきた彼の人生の“ドラマ”を深く知ることができ、演じていてとても楽しかったです。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
槙尾は一見明るくて人懐っこく、王道の好青年に見えるタイプです。でも、どこかに“刺さるフック”があるんですよね。ドラマCDの頃から「妙に繊細な子だな」と感じていました。演技プランは自然と出てくるのに、「この子はそれだけじゃない」と引っかかり続けていて。
若さの中に重さを抱えている。匿名の誹謗中傷を受け、スランプにも陥った。その痛みは今の社会において本当にリアルな問題です。だからこそ、当時より僕自身も成長して、槙尾の心により近づけたように思います。単に芝居を乗せるのではなく、彼が歩んできた人生に向き合う気持ちで臨みました。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
まず物理的には……サウナですね(笑)。
精神的な意味では、つい最近、地元で仕事をさせていただいたときのことです。僕の出身地では数年前からアニメイベントを開催していて、声優やアーティストの方々が呼ばれ、駅前でコスプレも楽しめる。全国的にも有名な街おこしイベントになっています。
学生の頃に「声優になりたい」と思いながら歩いていた道を、声優として歩いている。会場となった映画館は、子どもの頃に何度も通った場所。スクリーンを背にステージに立ち、あの頃自分が座っていた客席を前にしてトークをする——その光景に胸がいっぱいになりました。
お客さんたちが全力で「好き」を表現しているのも素敵でしたし、僕の演じたキャラのコスプレをしてくださっている方もいて。原点に返されたような、心がスッと洗われる感覚がありました。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
あえて素直に言うと、「乙女ゲームになる」と聞いて驚いた方、多いんじゃないでしょうか。僕もその一人でした(笑)。ですが台本を読むとドラマCDの魅力はそのままに、乙女ゲームだからこそ描ける部分が見事に取り入れられていて、それまでは想像できなかったドラマが生まれています。
恋愛が加わることでキャラクターが変わってしまうのでは……と思っていたのですが、まったくの杞憂でした。性格や関係性が自然に深まり、主人公=プレイヤーの存在があるからこそ見えてくる感情や物語がしっかりあります。
ドラマCDでは生まれなかった未来が、ゲームではちゃんとある。そう感じながら収録していました。
新キャラクターたちも各ルートだけでなく満遍なく登場し、世界観の厚みが増しているのも素敵ですし、伏線の回収タイミングも絶妙。ぜひ全員のルートを遊んでほしいです。
槙尾は良い意味で“引っかかる”ところのある青年。その人生や感情に過去最大限近づけた収録でした。彼と歩む物語を、どうぞ楽しんでください。
中島ヨシキ様
善知鳥 全 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
『ハンサムロンダリング』はドラマCDから関わらせていただいていたので、「ゲームではどんな物語になるんだろう」と楽しみにしていました。CDでは恋愛要素はなく、ミステリー中心の展開でしたし、全自身は琉佳との再会や槙尾との出会いが描かれたところで終わっていたので、その後がずっと気になっていたんです。
ゲーム化になったことで、刹那的で快楽主義者の全が、ヒロインにどう向かっていくのかも注目しました。台本のボリュームも厚かったので、彼のことをより深く知ることができましたね。セリフもかなり多いですし(笑)、狂言回しのような立ち位置でどのルートにも登場して、ちょっかいを出しつつ物語を動かしていく役回りもある。しかもこのビジュアルでツッコミもするというギャップが、僕、すごく好きなんですよ。そういった面がたくさん見られる収録で、とても楽しかったです。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
ドラマCDでは見られなかった新しい一面が随所にありました。僕が長男ということもあり、三男坊である全の立場は自分のパーソナルにはない部分で、新鮮でしたね。とはいえ善知鳥三兄弟は特殊なので、一概に「末っ子らしさ」とは言えないんですが(笑)。
兄たちに対する複雑な想い、愛人の子であるという引け目。できることは多いのに、「王道では生きられない」と自ら思い込んでいるようなところもある。掘り下げるほどに、その年齢以上に大人びた面が見えてくるキャラクターだと感じました。
ヒロインに対しても、上からではなく大人っぽくリードする余裕があるかと思えば、子どもみたいな意地悪もする。多面的な魅力があるんです。
本編では彼が最初にヒロインと出会います。そんな出会いからも世話焼きな本質が見えますし、物語をぐっと引っ張っていく存在だと感じました。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
とにかく「軽く」したかったんです。軽薄で、一筋縄ではいかない雰囲気。そして、腹の奥には冷めた部分がある。家族にも他人にも期待しないようにしているけれど、情が深くて、愛もあって、L&Lのみんなを本当の家族以上に家族だと思っている。でもそんな側面は第一印象ではわからないように彼自身は生きています。そこを丁寧に表現したくて、文節をあまり区切らずナチュラルな会話のリズムにしました。僕、人と人との日常会話って、実はものすごいスピードで交わされていると思っているんです。アニメやゲーム、ドラマCDで聞く会話より、体感では倍くらい速いというか。でもそれを作品でそのままやると、せっかくの恋愛ゲームなのに情緒がなくなってしまう。だから “会話の速さ”には重きを置きました。日常的にワチャワチャ喋るときと、ヒロインと2人きりで距離が縮まるとき……その速度差で、空気感の違いを感じてもらえたらいいなと思っています。ただ、あまり崩しすぎると音として聴き取りづらくなってしまう。耳で楽しむゲームやボイスドラマだからこそ、そのバランスが難しく、そして楽しかったですね。全のセリフ回し、好きなんですよ。気持ちよく喋れるキャラクターです。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
家の猫ですね。ルリではないですが(笑)、ただそこにいてくれるだけで癒されます。ソファーに座ってテレビやYouTubeを見ていると黙って膝に乗ってきたりして、その”家でのなんでもない時間”が、忙しい日々の中では何よりのロンダリングです。
最近はコンビニスイーツをよく買うんですが、ブラックコーヒーとスイーツを用意して、膝に猫。人の食べ物を欲しがらない子なので、安心してぬくもりを感じられる。一緒にくっついていると湯たんぽみたいにあったかくて眠くなって……最高に癒されます。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
ゲーム化が発表されたとき、皆さんの反響を楽しく拝見していました。ついにお届けできることが嬉しいです。意外と言われますが、僕は乙女ゲームに携わる機会があまり多くなく、この分量の収録は久々でした。だからこそ、すごく気合を入れて臨みましたし楽しかったです。全はとても魅力的で、身近に感じられる部分も多いキャラクターです。その魅力をより伝えられるように声を吹き込みました。もちろん他のキャラクターたちも素敵ですが、ぜひ全の活躍にも注目して楽しんでいただければ嬉しいです。
伊東健人様
風見 琉佳 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
すでにドラマCDや楽曲などの展開があり、ゲームはその“地続きの物語”になるというのが、まず面白いなと思いました。こういう構造の作品はなかなか珍しいですよね。
僕自身も、すでにキャラクターを知った状態で収録に入れたのはすごく嬉しかったです。そこがドラマCDからの続編ならではの強みだなと感じました。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
まず、舞台設定としてランドリーカフェを持ってくる着眼点が面白いですよね。最近はおしゃれなコインランドリーも増えていますし、僕も大物洗いのときに時々利用します。そのたびについ「ここにイケメンがいたら……そりゃ来るよなあ」と思ってしまいます(笑)。
ドラマCDの頃は、琉佳の恋愛要素はまったく想像がつかなかったんです。雰囲気も“強キャラ”寄りでしたし、恋愛的にも初心者向けとは言いづらいタイプなのかなと。でも今回、ちゃんと人を好きになれる可能性があると知って、安心感も覚えました。
ゲームでは作中の時間も経っていますし、L&Lのスタッフとして働いている姿など、新しい一面も描かれています。ドラマCDとはまた違った琉佳の魅力を見せられるのはとても嬉しいです。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
琉佳の“ぶっきらぼうさ”って、ある意味では信頼の証なんですよね。ただ単に人が嫌いで冷たいわけではなくて、相手に心を許しているからこそ出てしまう態度。それを考えたとき、僕はまず“家族”との距離感が近いと思ったんです。
家族って、一番素の自分を見せられるし、一番性格の悪いところも出せてしまう。「ああ」の一言で会話を終わらせたり……本当は良いことじゃないんですけどね(笑)。でも家族なら、ついそれができてしまう。
琉佳は、それを“家族以外の人”にもできてしまうタイプだなと。彼をプラスに捉えると、誰に対しても素の自分を見せられる人……そう意識して演じました。
特にヒロインに対しては顕著で、心を許しているからこそのぶっきらぼうさです。本作のヒロインとの関係性はかなり特殊で、琉佳本人もその関係性ゆえに拍車がかかっている。
最初は「感じ悪いな」と思われてしまうかもしれませんが、そこにはきちんと理由があります。物語を進める中で、彼のことをぜひ知っていってほしいですね。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
最近、海沿いにあるテーマパークに久しぶりに遊びに行きました。そこで最新のアトラクションに乗ったんです。
「子どもであること」と「大人になっていくこと」の境目がテーマになっているお話で、登場人物の一人は永遠の少年で、周りが変わっていくことに複雑な気持ちを抱えていて。
そのアトラクションも、体験しているうちに、まるで「まだ急いで大人にならなくていいんだよ」と言われているように感じたんです。ふっと肩の力が抜けて、心が軽くなるような、不思議な安心感がありました。久々に“心が洗われた”と思える時間でした。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
いろんなタイプのイケメンが登場しますが、このインタビューでは風見琉佳くんをしっかりプレゼンして終わりたいと思います。ぱっと見も、口調も、第一印象はおそらく一番とっつきにくいキャラなんですよね。むしろ、最初に彼に挑むと心が折れてしまうんじゃないかとすら思うくらいで……(笑)。でも、そういうタイプほど、攻略できた時の楽しさや快感が大きいと思っています。琉佳くんが担っているのは、まさにそのポジションなのかなと。
感情移入しやすいキャラかどうかで言えば、必ずしもそうではないかもしれません。でもだからこそ、他とは違う味がしっかりある。物語を進めていけば、これまで少しずつ明かされてきた彼の家族の事情や音楽への思い、彼自身の心の在り方が一気につながっていって、「あ、こういう人なんだ」と腑に落ちる瞬間が来るはずです。そこがとても魅力的で、心が晴れていくような感覚があるキャラクターだと思います。
ぜひゲームそのものを楽しんでいただきながら、風見琉佳という人間を深く知って、彼との関係を紡いでいってもらえたら嬉しいです。
木村良平様
月城 茅 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
本作はドラマCDから始まった作品ですが、もともとさまざまな事件を追いかけていく物語だったので、「この先も続いていけるだろうな」という感覚はあったんです。でも、まさかゲームになるとは思っていなかったので、改めて収録して感慨深かったですね。
実際に演じてみても、“恋愛が全面に出る”タイプのゲームというよりは、青春とミステリーがしっかり土台にあって、その上に恋愛が積み重なる構成になっていると感じました。そのバランスが芝居をしていてすごく楽しかったです。
茅のルートでは、彼が学園に潜入していることもあり、青春らしい空気が色濃く見られますし、彼自身が通ってこなかった“学校での生活”を送っている姿が描かれるのも新鮮でした。ドラマCDの物語とリンクするシーンもあって、その頃を知るファンの方にはたまらない部分もあるのではと思います。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
茅の変化はすごくわかりやすいと思います。これまでは、本当に「身内」と呼べるような近しい人としか関わってこなかったんですが、ヒロインと出会い、学校の生徒たちとも話すようになったことは、彼にとって大きな飛躍ですよね。
もちろん、すべての人に同じ姿勢で接しているわけではないですが、それは人間として自然なことだと思うんです。相手や環境によって態度が変わるのは、誰でもありますから。
そういう意味で、茅が少しずつ外の世界へ歩み出しているのを感じられました。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
今回もドラマCDと同じく、茅とルリの両方を演じていますが、そこは全く大変ではなく、芝居としてすごく楽しい部分です。
ドラマCDから時間が進み、ゲームでは彼がより多くの人と関わるようになっているので、
L&Lの仲間と一緒の時、ヒロインと出会ったばかりの頃、ルート終盤、学校の友達といる時……それぞれで見せる茅の態度や佇まいが微妙に変わっていくんです。
演じていて、“ああ、人ってこうやって世界が開けていくんだな”と実感しました。物語序盤での初対面の相手との会話と、終盤の初対面ではやはり違うんですよね。茅自身が経験を積んで、少しずつ変化していることが伝わり、嬉しく思いました。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
先日、犬を連れて海に行ったんですが、そこで突然“穴掘り”をし始めたんです。今まで一度もやったことがなかったので、「どこで覚えたの?」と驚きました。
茅じゃないですけど、知らないところで成長しているんだなと実感して、ちょっと感動しましたね。砂浜には何度も行っているのに、これまで見せなかった行動だったので、そういう意外な一面を目の当たりにして、すごく驚かされて。心が洗われた、というほど大げさなものではないかもしれませんが、あの瞬間は本当に印象に残っています。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
『ハンサムロンダリング』は、ドラマCDからゲーム化するという非常に珍しいプロセスを経ていますが、そんな道を辿れるくらい、作品として評価され、魅力があることは間違いありません。
収録していても、もともと“恋愛もの”として作られた作品ではないぶん、恋愛要素が“新たなプラスアルファ”として加わっているのが面白いところですね。
根っこにあるキャラクターたちの物語、ミステリーやサスペンスの要素が非常にしっかりしていて、それがキャラクターごとに分岐して違う展開を見せているので、かなりボリュームのある内容になっています。
物語としても本当に面白い作品ですし、茅は……変なんですけど(笑)、すごく可愛いところのあるやつなので、ぜひ見守ってあげてくれたら嬉しいです。
鈴木崚汰様
海瀬 隼人 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
全体的に緊張感のあるストーリーだったなという印象です。物語の中に入り込んで演じていると、自分の中でもピリピリとした空気が常にありました。
その一方で、隼人は『気の良いお兄ちゃん』ポジションのキャラクターなので、主人公に向ける甘さの比重をどう取るかはすごく悩みました。
今回のゲームは事件性が高く、隼人自身が元警察官という立場であることもあって、彼が引きずっている過去の事件とも深く関わってきます。その点も含めて、演じていてハラハラする場面が多かったです。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
ボイスドラマの頃は、キャラクター紹介や関係性の説明が物語の中に多く含まれていました。
『彼らはどういう存在で、どういう関係なのか』を伝える役割も大きかったと思います。
今回乙女ゲームになっても、L&Lのこれまでの雰囲気やノリは変わらず、元気な子たちが多いので、隼人は相変わらずツッコミ役ですね。みんなをまとめるお兄さんポジションも健在です。
主人公との最初の出会いでは、元警察官らしい正義感の強さも感じられると思います。
隼人って実は結構単純で、騙されやすいところがあるんですよね。冗談を間に受けてしまうような真っ直ぐさがあって。葦夜の冗談をすぐ信じてしまって、「危うく騙されるところだった……!」というような微笑ましいシーンもたくさん描かれています。そういうところは素直で可愛いなと思いました。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
恋愛アドベンチャーゲームなので、もちろん恋愛シーンは重要なんですが、隼人のキャラクター性としては『甘くなりすぎない』ことを意識しました。
頼れる大人の男性という枠は崩したくなかったので、表現がくどくなりすぎず、さっぱりと受け取ってもらえるお芝居を心がけています。
隼人はこれまでの経験から、年齢の割に落ち着いていたり、大人っぽく見える部分が多いキャラクターです。過去に上司に手を出してしまったことも、彼の中の正義に基づいた行動ではありましたが、そうした経験を経て、『冷静でいなければいけない場面』を強く意識するようになったんだろうなと感じました。
その冷静さの中にある熱さも、きちんと伝わるように意識しています。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
最近、SNSで犬の動画がよく流れてくるようになって、つい見ちゃいますね。一度見るとアルゴリズムの関係で、どんどん出てくるじゃないですか。
僕の場合は、犬と服ばっかり表示されます(笑)。
どちらかというと猫より犬派で、ちょっとドジな行動をする犬の動画が好きです。大型犬が階段を踏み外しちゃうとか、見た目は賢そうなのにどこか抜けているとか、ギャップが可愛くて。心が洗われているように感じます。
あとは古着屋で服を見ている時間が癒されますね。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
このゲームをプレイするにあたり、ボイスドラマで彼らの過去を知ってもらえたら嬉しいですし、すでに聴いてくださっている方には、お馴染みのキャラクターたちとどんな恋愛ができるのか、これまでとは違う一面をたくさん楽しんでほしいです。
キャラクター数も多く、それぞれにしっかりとしたルートが用意されているので、長く遊べると思います。やり込めば一年くらい楽しめるんじゃないでしょうか(笑)。
それくらいボリュームがありますし、ゲームから登場する新キャラクターもいます。事件性のある物語なので、ちょっと頭のネジが外れたキャラクターもいて、台本を読んでいても面白かったですね。
そういった部分も含めて、ぜひたっぷり楽しんでいただけたら嬉しいです。
石川界人様
日向野 駿 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
今回はかなりワード数も多く、収録回数を重ねていく中で徐々に駿というキャラクターが自分の中に馴染んでいく感覚がありました。収録が進むにつれて演じやすくなっていったのは大きかったですね。
その分、物語もどんどん深みを増していきボイスドラマの頃にはなかった恋愛パートも増えていったので、正直なところ恥ずかしさも比例して増していきました(笑)。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
ボイスドラマの収録自体が数年前のことだったので、気持ちとしては新しいキャラクターを演じるような感覚に近かったです。
当時から聞いていた設定として、駿には子役時代があり、その頃の記憶にあまり良い思い出がない、というものがありました。
今回のゲームでは、その部分が物語の中でしっかりと明らかになっていきますし、彼が長く抱えてきたネガティブな感情を少しずつ払拭できるような出来事が描かれているのが印象的でした。そういった変化を演じられたのは、とても良かったなと感じています。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
駿を演じる上で意識していたのは、基本的には『明るくいること』と、彼のネガティブな面を知った上でそれをポジティブな方向へ持っていくという点です。
駿は抱えているものがある分、物事を少し後ろ向きに捉えてしまう性格ではあるのですが、それをあえて言葉や態度に出さず、一度自分の中で転換してから人と接しているキャラクターだと感じました。
なので、芝居としては『気を遣っている』という意識が常にありました。ただ、それはネガティブな意味ではなくて、彼自身がそうしたいからそうしている、という前向きな姿勢として表現できるように心がけていました。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
最近は、観葉植物を育てることにハマっています。
パーソナルジムのトレーナーさんに、観葉植物を大量に扱っているお店を教えてもらって足を運んだんですが、そこに自分が求めていた『ネザーランドビカクシダ』というシダ科の植物がたくさん並んでいて。
大きいものから小さいものまでサイズもさまざまで、値段も幅広い植物なんですが、お店に入った瞬間の光景に「うわあ、すごい……」と、思わず声が出るくらいでした。あの時はまさに心が洗われるような感覚になりましたね。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
ボイスドラマから数年の時を経て、ようやく皆様にこの作品の本筋をお届けできることになりました。
こうして期間が空いても形にできたのは、当時からこの作品を楽しみにし、応援し続けてくださった皆様の存在、そして「何が何でもこのゲームをリリースする」というスタッフの皆さんの熱意があってこそだと思います。
駿が攻略対象となる『禁断の香り編』は、『お香』という少しニッチなテーマを扱っていますが、それが大きな事件へと発展し、登場人物たちの心情に深く迫っていく物語になっています。
ぜひ、最後までプレイして楽しんでいただけたら嬉しいです。
阿座上洋平様
月城 葦夜 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
本当にすごいボリュームでしたね。『ハンサムロンダリング』はもともとボイスドラマとして展開してきた物語で、登場人物も多い作品ですが、そのキャラクターたち全員が恋愛ゲームの攻略対象になる、という展開は僕自身これまで経験がなくて。これだけ攻略できるとなると、自然と大ボリュームになりますよね。
ルートごとに各キャラクターも登場して、絡み方によっては重要なキーマンになることもありました。葦夜自身のルートだけでなく、いろんなルートの葦夜を演じられたのが楽しかったですし、とにかくたくさん芝居ができたこと自体が嬉しかったです。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
ボイスドラマから恋愛ゲームへ、さらに時間軸も一年後ということで、関係性の変化は特に意識しました。
葦夜は茅や巴との関係性がとても強く、特に茅に対しては、ちょっとブラコンと言ってもいいくらい、過保護で執着に近いものがあるキャラクターです。
そこに主人公が入ってくることで関係性がどう変わるのか、そもそも恋愛に発展できるのか。そうした疑問を拭えるように、演じ方も自然と変えていく必要があると感じていました。
ファン目線で言えば、ボイスドラマで推していたキャラクターと恋愛ができるなんて、こんなに贅沢なことはないと思います。その分、演じる側としてはハードルも上がりました。
恋愛してみて「思っていたのと違った」と感じることは現実でもありますが、そうは思われたくない。抱いている夢を壊さないように大切に演じなければ、と強く意識していました。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
葦夜は大人ですし、主人公の目線から見ても『なんでもできる人』、いわゆるスパダリ感はとても大事にしたいと思っていました。
その一方で、人間らしい部分や弱点もきちんと伝えたい。そこも大切に演じています。
彼は基本的に率先して行動しますし、主人公に対してもリードする立場なので、その姿勢はかなり意識しました。
『禁断の香り編』の攻略対象の中で、唯一主人公と過去からの繋がりがある存在でもありますし、『憧れの先輩』『憧れの上司』として見えるようにしなければ、という思いは強かったですね。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
最近観た映画が、本当に素晴らしかったんです。
最初から映画を観る予定だったわけではなくて、たまたま通りかかった映画館で、ロングラン上映中だけれどもうすぐ終わってしまう作品があり、しかも時間がちょうど合うことに気づいて予約しました。
以前から気になっていた青春群像作品で、コロナ禍で思うように行動できなくなった高校生たちが、「星を見よう」と一つの目標に向かって動き出す物語です。もう、めちゃくちゃ泣きました。
映画館の音響と映像も相まって、2時間の壮大なプラネタリウムを体験しているような感覚にもなり、高校生たちの透き通るようなやりとりにも心を打たれました。
音楽も、お芝居も本当に素敵で、こんな出会いはなかなかないなと感じる、まさに心が洗われるような映画との出会いでした。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
ボイスドラマから応援してくださっている方にも、これからこの『ハンサムロンダリング』を知る方にも、たくさん楽しんでいただけるゲームになっています。
もともと『ハンサムロンダリング』は、かっこいいキャラクターたちの群像劇で、それぞれが想いを抱えながら行動し、L&Lという場所に集う物語でした。
演じている僕自身も、「こんな場所があったら素敵だな」と思いながら演じていましたし、ゲームになることで彼らの存在や空間がより立体的に感じられるようになったと思います。
推しキャラクターがいる方は、より深い部分まで知ることができるので、各エンディングを隅々まで楽しんでいただきたいです。作品全体が好きな方には、ぜひ全員を攻略してほしい。
そしてこのゲームをきっかけに『ハンサムロンダリング』を知ってくださった方には、ボイスドラマもとても楽しく演じていますので、ぜひそちらも聴いていただけたら嬉しいです。
これからも、この作品を応援してもらえたらと思います。
岡本信彦様
空閑 巴 役
Q1.本日はありがとうございました! 収録を終えてのご感想をお願いいたします。
『ハンサムロンダリング』はもともとボイスドラマから始まった作品で、巴は葦夜との関係性や、そこにまつわる謎、事件を抱えたキャラクターでした。それがまさか、主人公という存在が加わり、恋愛パートまで描かれる乙女ゲームになるとは……「こんな展開もできるんだな」と驚きつつ、ある意味とても新しい企画に参加できたことを嬉しく思っています。
巴は柔らかい部分と、急に辛辣になる部分の振れ幅が大きいキャラクターですが、葦夜との関係性もボイスドラマからさらに発展し、シリアス一辺倒ではない、コミカルな要素も垣間見えるようになりました。
ゲームでは主人公が存在することで、キャラクター同士の関係性もよりわかりやすく描かれている印象がありますね。
Q2. ゲームではドラマCDから約一年後の時間軸からスタートしましたが、演じられたキャラクターについて、成長や変化、新たな魅力を感じたところがあればお聞かせください。
心理カウンセラーという職業でありながら、巴自身が過去に大きなトラウマを抱えているキャラクターなので、「自分が苦しんできたからこそ、この道を選んだのかな」と考えながら演じていました。
包容力や優しさは、ボイスドラマの頃よりもさらに大きくなったと感じています。
一方で、葦夜に対しては反発だけではなく、甘えからくる雑な扱いというか(笑)。茅も含めて、なぜ三人がこういう関係性になっているのかは、巴ルートをプレイしていただくとしっかり理解できると思います。
巴は生い立ちも含めてかなり悲劇的な要素を抱えていますし、ミステリーとして楽しんでもらいつつ、ぜひ彼らの関係性そのものにも注目してほしいですね。
Q3. 演じる際に意識した点や、収録時のエピソードを教えてください。
巴は態度の切り替えがとにかく難しかったですね。
その場に葦夜がいるかいないかでも全然違いますし、葦夜に対してはあえて雑にいきたい。一方で、主人公に対しては、茅に向けるのともまた違った距離の詰め方をするんです。
28歳の大人ではあるんですが、どこか学生っぽいというか、先輩が後輩に対してするような、ちょっとキュンとする距離感。
作中でも巴自身が「人との距離感がわからない」と話す場面がありますが、実際かなり急に一線を越えてくるタイプで、いきなりドキッとするポイントがやってくる印象でした。
ゲーム内ではカウンセラーとして仕事をする巴の姿も描かれています。相手の話を聞くことから始まる仕事ですし、そのシーンでは普段よりもさらに優しく、小さい子に語りかけるような喋り方を意識しました。
Q4. 本作では『心のロンダリング(洗浄)』もテーマの一つです。最近「心が洗われた」と感じた出来事を教えてください。
やっぱり美味しいご飯を食べられた時は、素直にリフレッシュできますね。
グルメ仲間たちと「どのお店が美味しかった」「あの料理が良かった」と話しているだけで楽しいんです。普通の方からすると理解しづらいかもしれませんが、趣味の域にまでいくと、この手の話題は誰とでも平和に盛り上がれる(笑)。
誰も傷つかないですし、「今度一緒に行こう!」と次に繋がるのもいいですよね。
最近は良平さんに誘われて、ゲームをやる機会も増えました。
配信者サーバーに行って、みんなで遊ぶ文化があるというのを僕は知らなかったので、それも新鮮な発見でした。そういう意味でも、心がロンダリングされた出来事でしたね。
Q5. 最後に、ゲームの発売を楽しみにされているファンの皆様へメッセージをお願いいたします。
キャラクター数も多く、全員を攻略しようと思うとかなりのボリュームになると思います。それぞれのキャラクターの心の光と闇がしっかり描かれていますし、巴は特に暗い過去を抱えている分、プレイしていると「助けてあげたい」と感じる存在になるんじゃないでしょうか。
テーマ性的にも、母性本能をくすぐられる物語だと思います。
共通ルートで気になったキャラクターから始めるのももちろんいいですが、ぜひ全員の心の闇を覗いてみてください。











