コンテンツへスキップ ナビゲーションに移動
ハンサムロンダリング -the mystic lover-
  • INTRODUCTION
  • CHARACTER
  • SYSTEM
  • GALLERY
  • PRODUCT
  • NEWS
  • Q&A

名前入力画面

プロローグ終了後に主人公の名前を任意で入力してください。
本作では『学園の秘密編』『禁断の香り編』で主人公が異なる為、各編ごとに名前の入力が必要です。

アドベンチャー画面

プレイヤーがメッセージウィンドウに表示されるテキストを読み進めることでストーリーが進行します。
ストーリー中に表示される選択肢を選ぶことにより、その後のストーリーやエンディングが変化します。
既読スキップ、強制スキップ、オートモード、バックログジャンプなどゲームプレイを快適にする機能も搭載しています。
周回プレイをすると、一部のエピソードでは【彼視点】から描かれた新規シーンを読むことができます。

アーカイブ画面

ゲームの進捗確認ができる【Progress】やゲーム内BGMを視聴できる【Music】、ゲーム内の用語を解説する【Dictionary】を備えています。
【Gallery】もこちらの画面から選択ができます。
【Extra】では本編を進めていくと解放されるショートショートストーリー、攻略後に解放されるスペシャルストーリーを楽しむことができます。

ギャラリー画面

【Episode】
既読のストーリーをエピソードごとに楽しみたい場合、この画面から選択ができます。
 
【Still】
ストーリー内で解放されたイベントスチルを楽しむことができます。
 
【Movie】
ストーリー内で解放されたムービーを楽しむことができます。
 
【Voice】
本作ではプレイ中にバックログからボイスの保存が可能です。保存したボイスをこの画面から振り返ることができます。

シーンバック

進行したシーンを振り返るバックログ画面では、任意のシーンに戻ってプレイを再開することができます。
※戻ることのできるシーン履歴には限度がございます。

選択肢ジャンプ

一度プレイした既読のシーンでは次の選択肢または操作が必要な画面までジャンプすることが可能になります。

好感度演出

シーン中の選択肢にてキャラクターの好感度等の変動が発生した場合、好感度演出が表示されます。
好感度演出はOptionにて表示のON/OFFが切り替え可能です。

WordCheck

シーン中でWordCheckアイコンが登場した作中用語はDictionaryに登録されます。
Dictionaryでは猫型AI・ルリによる解説を見ることができます。

※掲載しているゲーム画面は開発中のものです

©︎EDIA / TEAM Entertainment
Nintendo Switch・Nintendo Switchのロゴは任天堂の商標です。

MENU
  • TOP
  • INTRODUCTION
  • CHARACTER
  • SYSTEM
  • GALLERY
  • PRODUCT
  • NEWS
  • Q&A

深く考えこむような彼の横顔は、
ここではない何処かを見つめているように思えた。

近づいたと思った巴くんとの距離が、
また遠のいてしまったような気がして。

急に寂しさがこみあげてくるのに、
咄嗟に彼の手を握っていた。

【主人公】
「あの!」

【主人公】
「巴くんが、過去にどんな道を
 歩いてきていたんだとしても、私は」

【主人公】
「これからのあなたのことを、
 もっと一緒に知っていけたらいいなって思ってます」

【主人公】
「一人じゃ辛いことでも。誰かと一緒なら、
 少しだけ違って見えることがあると思うんです!」

【巴】
「…………」

巴くんが呆気に取られたように、何度か目を瞬かせて。

それからくしゃりと表情を崩して、
小さく吹き出した。

【巴】
「ふふ。すごいね、君。
 この状況で僕にそんなこと言うんだ?」

【巴】
「よっぽど度胸があるのか、それとも……」

【主人公】
「皮肉ですか?」

【巴】
「ううん、褒めてる」

また浮かべられた巴くんの微笑みは、
今度はちゃんと嬉しそうに見えた。

先に車を降りていた葦夜さんが、
私を気遣って座席のドアを開けてくれる。

【葦夜】
「ゆっくりでいい。手を……」

目の前に差し出されるのは葦夜さんの大きな手。

促されてそっと自分の手を重ねると、
温かな指先が私をしっかりと支えてくれる。

【主人公】
「ありがとうございます」

今日、私が身につけているのは、
この前の約束どおり葦夜さんが用意してくれたもの。

見るからに質が良さそうな着物に、
袖を通した時からずっと緊張しっぱなしだ。

【主人公】
「大丈夫でしょうか。こんなに素敵なお着物、
 うっかり汚してしまわないか心配で」

【葦夜】
「そんなこと気にしなくていいのに」

戸惑いながらそう告げる私に、
葦夜さんが困ったように小さく笑う。

(声も、表情も、私の手のひらに触れる指も、
 いつもと違う気がする)

爽やかで明るい笑顔とは違う、
甘くて柔らかな――私を呼ぶ、笑顔。

【駿】
「あ、ごめん。嫌だった?」

【主人公】
「嫌ではないです……驚いただけで」

【駿】
「それだけ?」

(それだけじゃないけれど……
 なんて言えばいいの?)

戸惑い黙っていた私の手の甲を駿くんの親指が撫でていく。

言葉より確かに、私の心を掠る。
『もっと教えて』と、彼の手が私の肌に絡みついた。

(ど、どうしたらいいの。本当に……)

じわじわと頬が熱くなり、いまはもう全身が熱を持つ。

こうしてみると、駿くんはいままで無闇に触れないよう
気を遣っていたんだと実感してしまう。

【駿】
「意識してくれてるみたいで良かった。
 俺、結構スキンシップは好きなんだ」

【駿】
「……慣れてくれると嬉しいな」

無邪気な笑顔と発言が結びつかない。

(意識は……ずっとしてます……!)

【隼人】
「落ち着いて。いまさっきお前自身が言っただろ?
 『あの時の自分は、自分じゃない』」

【隼人】
「その恐怖は香により勝手にでっち上げられたものだ。
 本来なら苦しむ必要なんてないんだよ」

【隼人】
「俺が知る限り、お前は落ち着いた思慮深い人間だし、
 普段ならこんな風に感情を高ぶらせたりしない」

【隼人】
「だから全部忘れたっていい。
 不安で苦しくなるくらいなら」

【主人公】
「あ……」

安心させるように、私の髪に優しく触れる大きな手のひら。

『自分』がここに、戻ってきている気分だった。

【隼人】
「……大丈夫。
 これから先、何があっても俺が守る」

(すごいことになってる……)

三時間目が終わったあと、私は次の授業の
準備のため、受け持ちの2-Aの教室に来ていた。

教室の中は入るのをためらう程度には賑わっていて、
その中心にいるのは転入生の四人だった。

(これは……槙尾のところにみんなが集まっていて、
それを見るために生徒が集中している状態……かな)

普通にしていても目立つ四人だから、
当然といえば当然のありさまだった。

【2-Aの女子生徒C】
「そっか、四人とも知り合いなんだ。
どうりで仲良いと思った。中学同じとか?」

【槙尾】
「んーん。友達の友達、の集まりみたいな感じかな」

(こうしていると確かに一般人には思えない。
つい色めき立つ気持ちもわかる)

カチッとした格好は着慣れないと言っていたのに、
お座敷でもこんなに絵になってしまうのはずるい。

【駿】
「普段お香なんてやらないから、
すごく緊張します。組香って難しいですか?」

【植松】
「そんなことないですよ、気軽に楽しめますから〜。
……あの、会社の方ってことは皆さん薬剤師?」

【駿】
「俺は同僚といっても、系列会社のカフェで働いてて。
シェフしてるんで、食べに来てください!」

【植松】
「行きます。すぐ行きます」

【駿】
「あはは。今日は臨時休業なんですけどね。この店です。
ランドリーカフェって知ってますか?」

ショップカードを渡して、営業が忙しい……

ように見えるけれど、調査の一環なんだと思う。

【茅】
「すごい……」

【茅】
「こんなにたくさんの星が空にあるの、
 生まれて初めて見た……」

金色に銀色。赤い色。
さまざまな星が瞬く夜空を見上げながら、
茅が驚きの声をこぼした。

【茅】
「写真では見たことがあったけど
 本物はもっとずっとキレイだったんだね」

【主人公】
「喜んでもらえて良かった。私の大好きな島の空だよ」

【主人公】
「都会ではこんな星空は見えないから。
 島に来たら見てほしいって、ずっと思ってたんだ」

【茅】
「うん……ありがとう」

星空に夢中になる茅の横顔を、こっそりと盗み見る。

茅の瞳は美しい夜空を映して、
瞬く星のように輝いて見えた。

【茅】
「あ、流れ星」

【主人公】
「わ、本当だ! お願い事できた?」

【全】
「え、どこどこ」

【琉佳】
「反応おせーよ」

【槙尾】
「待ってたらまた見えるかもしれないよ」

満天の星を眺めていた茅が、ふっと表情をゆるめて笑う。

【茅】
「……楽しいな。すごく」

【茅】
「このままずっとここにいるのも、いいのかもしれない」

視線を近付けて、二度目の囁きを漏らした。

【琉佳】
「じゃあその可愛い恋人に言うことあるだろ」

【主人公】
「どれのこと? 『明日何時起き?』
 『新曲はいつリリース?』それとも『大好き』、かな」

【琉佳】
「……なんだよその選択肢」

【主人公】
「ごめん。……わかってるよ。
 当日会場で聞いて、びっくりして泣いちゃった。
 笑いもしたけれど」

【琉佳】
「なんで笑うんだよ。バーカ」

【主人公】
「だってすっごく遠回しなんだもん。
 いつも顔合わせてるのに、わざわざあんなところで
 私に向けて話さなくても……」

と言いながらも理解してしまう。

そうだった。琉佳はロマンチストな人だった。

【全】
「あれ、悪りぃな。もう来てたんだ」

しかもそのまま平然と飲み物を取りに行ってしまう。

(シャワー浴びてた?
 お風呂上がりは喉が渇くよね……じゃなくて!)

【主人公】
「服! 服着て!」

視界に入らないよう慌てて顔をそらしたのに、
全がこちらに寄ってきた気配がする。

【全】
「うわ、そういう反応新鮮〜。
 え、なに、見慣れてない感じ?」

【主人公】
「そういう問題じゃない!」

【全】
「わかったわかった、ほらもう服着た」

わかってくれたならいいです。
にしても服着るの早いな〜、なんて思っていたら。

【主人公】
「まだ着てないじゃないっ」

【全】
「ん? 下は履いてるじゃん」

【主人公】
「下じゃなくて上だよ……!」

【全】
「ははははっ」

わざとからかっているのだとわかって、
クッションを投げつける。

【槙尾】
「それでは始めていきましょう。
 心の準備はいいですか?」

(——ずっと思ってたけれど)

いつもと違う姿で、いつもと違う喋り方をする槙尾に
視線が釘付けになる。

(ディーラーをしている時は、別人みたい。
 普段よりずっと大人びて見える)

(もちろん実際は十九歳なんだけれど。でもなんだろう……
 かっこいいよね。こうして見ると)

最初はカードのさばき方もよくわかっていなかったのに、
忙しい中でも練習してここまで仕上げてきた。

大変だと私に嘆くこともなかったし、
忙しいと愚痴を漏らすこともなかった。

どれだけ私が槙尾を年下扱いしたとしても、
彼は立派な青年だった。そばにいればわかる。

(どんどん新しい槙尾を知っていく……)

PAGE TOP
 

コメントを読み込み中…